
米国の民間宇宙企業スペースXは、同社初の月への民間乗客が日本の億万長者前澤友作氏になると発表した。
「 BFR(ビッグ・ファルコン・ロケット)に乗って月周回飛行を行った最初の民間乗客は、ファッションイノベーターで世界的に認められたアートキュレーターの前澤友作氏だ 」とスペースXは本日ツイートした。
42歳の前澤氏は、日本最大のオンラインファッション小売業者であるZOZOの創設者兼CEOである。
@SpaceX の 月ミッション発表前に @yousuck2020 とぶらぶら pic.twitter.com/RTOwutzMtG
— イーロン・マスク (@elonmusk) 2018年9月18日
前澤氏は現代アートのコレクター兼キュレーターとしても知られ、東京の現代美術財団に膨大なコレクションを所有しており、そこにはパブロ・ピカソ、アンディ・ウォーホル、アレクサンダー・カルダー、ジャン=ミッシェル・バスキアなど、さまざまな著名な画家の作品が収蔵されている。
前澤氏は自身のツイッターとインスタグラムのアカウントで、月周回旅行に選ばれたアーティストたちを連れていく計画を発表し、「私はアーティストたちと月に行くことにした」と述べ、さらに「彼らは何を見るだろうか?彼らは何を感じるでしょうか?そして彼らは何を生み出すのでしょうか?」
フォーブスによると、前澤氏は日本で18番目に裕福な男で、その資産は29億ドルだという。
前澤氏の月旅行は現在開発中のBFRに乗って行われる。
月は地球から約 385,000 km 離れており、宇宙飛行士が最後に月を訪れたのは 1972 年のアポロ 17 号ミッションの一環でした。
億万長者のイーロン・マスクによって設立され、火星に人類をもたらすなどの長期的な野望を持つ企業として構想されたスペースXは、2019年にNASAの宇宙飛行士4人をクルードラゴンまたはドラゴン2宇宙船で宇宙に運ぶ予定だ。
NASAはまた、米国からの商業宇宙旅行を開発するためにSpaceXとボーイングを雇用した。
画像: ニューヨーク・タイムズ
