Facebook、偽のビットコイン広告をめぐってオランダの億万長者が訴訟を起こす

オランダの億万長者ジョン・デ・モル氏は、自身の画像を利用して詐欺行為を行っていたプラットフォーム上でビットコイン関連の偽広告を許可したとして、フェイスブックに対して訴訟を起こした。彼の弁護士によると、ソーシャルメディア大手はプラットフォーム上に広告が表示されるのを阻止できず、苦情にも適時に対応しなかったという。

報道によると、広告はデ・モル氏がビットコイン関連の計画に関与または支援していると主張し、送金してビットコインを購入したり、偽の仮想通貨関連ビジネスに参加するよう人々を誘導したという。デ・モル氏の弁護士らは、広告がデ・モル氏の評判を傷つけたとして、フェイスブックに対し、デ・モル氏と仮想通貨を特集した広告を自動的にブロックするアルゴリズムを修正するよう要求している。

この訴訟に対し、フェイスブックの弁護士イェンス・ヴァン・デン・ブリンク氏は、フェイスブックがプラットフォーム上のすべての広告を監視することを強制されることはなく、苦情を認識したらすぐに偽の広告を削除したと述べた。ヴァン・デン・ブリンク氏はまた、同社がオランダの規制当局であるAFMと会談し、詐欺師と戦う方法について話し合ったと付け加えた。

公聴会が開かれる前、フェイスブックのマネージャーは「この種の広告を押し続ける人々は執拗で、資金も豊富で、我々のシステムを回避するために欺瞞的な戦術を絶えず進化させている」と語った。