Microsoft は最近、Office 365 加入者向けに Files Restore と呼ばれるファイル回復機能を OneDrive に導入しました。これにより、ランサムウェア攻撃の場合に Microsoft のクラウド サービスに保存されているデータを回復できるようになります。さらに、脅威が検出されるたびにユーザーに警告するランサムウェア検出ツールもリリースされました。 Microsoft は、ファイルの復元機能を Windows Defender に統合し、OneDrive に保存されているファイルに追加のレイヤー セキュリティを導入しました。
Microsoft の公式投稿では、ランサムウェア攻撃後にユーザーが直面する問題の一部が解消されると述べています。
「これにより、侵害を特定し、修復とファイルの回復を案内することで、ランサムウェア攻撃からさらに保護できるため、ファイルが OneDrive にある場合、サイバー犯罪者の要求に従う必要がなくなります」と同社は述べています。
Files Restore と Windows Defender の統合はどのように役立ちますか?
この統合のおかげで、Windows Defender によってランサムウェアが検出されるたびにユーザーに警告が表示されるようになります。また、ランサムウェア攻撃の前に復元ポイントを提案してファイルを回復するようユーザーに指示します。ただし、注意点が 1 つあります。ファイル回復機能が機能するには、ファイルが OneDrive に保存されている必要があり、ローカルに保存されたデータには機能しません。
ユーザーは、OneDrive データを Windows Defender によって脅威が検出される直前の通常の状態に復元できます。ファイルを復元する日時は、ユーザーの利便性を考慮して事前に選択されます。ただし、ユーザーは、過去 30 日間の任意の時点で OneDrive ファイルを通常の状態に復元することを選択することもできます。

可用性
Files Restore と Windows Defender の統合は、Office 365 Home、Office 365 Personal、OneDrive for Business ユーザー向けに提供されており、本日から Windows Insiders チャネルでも展開されます。新しい Windows 10 April 2018 Update を受け取った (またはまだ受け取っていない) ユーザーについては、この機能は今後数週間以内に利用可能になる予定です。
