
OnePlusの共同創設者であるカール・ペイ氏は会社を辞め、「Nothing」という名前の新しいオーディオスタートアップを立ち上げた。 「Nothing」は昨年12月にシードファンドとして700万ドルを調達していたが、今回同社は
Alphabetのベンチャーキャピタル部門GV(以前はGoogle Venturesとして知られていた)からシリーズA資金1500万ドルを
受け取った。
この夏ワイヤレスイヤホンを発売する予定はない
新しい資金調達ラウンドにより、 Nothing は投資家から 2,200 万ドル以上を調達しました 。前回の700万ドルのラウンドには、トニー・ファデル(iPodの発明者)、ユーチューバーのケイシー・ネイスタット、Twitch共同創設者のケビン・リン、レディットのCEOスティーブ・ハフマン、プロダクトハントのCEOジョシュ・バックリーなどの著名な初期投資家が名を連ねている。
「ペイ氏のスマートデバイスに対するビジョンは説得力があります。カール氏のグローバルな考え方により、Nothing チームは消費者向けテクノロジーの市場に有意義な影響を与えるだろうと私たちは確信しています」と GV のゼネラルパートナーである Tom Hulme 氏は声明で述べています。
ブルームバーグの 報道によると、同社は 現在、ワイヤレスイヤホンとさまざまなスマートコネクテッド家庭用電化製品を開発中 だという。同社は 今夏に最初の製品を発売し、年内には他の製品も発売する予定だ 。
「私たちはスマートデバイスのエコシステムを構築しています。まずは、よりシンプルな製品であるワイヤレスイヤホンから始めます。私たちはオーディオ製品だけでなく、年間を通じて複数の製品を発売するつもりであり、最終的にはこれらのデバイスが相互に通信できるようにしたいと考えています」とペイ氏はブルームバーグに述べたと伝えられた。
一方、ワイヤレスイヤホンセグメントでNothingがどの価格セグメントに焦点を当てるかについては情報がありません。上位には、Sony の WF-1000XM3 や Apple の AirPods Pro など、堅実な製品が揃っています。 NothingがAirPods Proのようなプレミアムワイヤレスイヤホンを発売する計画があるのか、それともエントリーレベル/ミッドレンジのワイヤレスイヤホン市場を獲得することに傾いているのかを見るのは興味深いでしょう。

